YOSUKE YAMASHITA

プロトライアスリートの山下陽裕です。

本能的なもの

 

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今年もやりますよ!

選手活動と並行してコーチング活動も行なっている山下です。

 

今回は割と真面目に最近感じていることを書いてみようと思います。

 

○本能的なもの

指導させてもらっているうちになんとなく癖の傾向が見えてくることがあるのですが、呼吸を確保したいが故にロスが起きているのではないかなっていう考えが浮かびました。

 

これは遅い速い関係なく起きることで、私自身もコーチから指摘されるよくない癖って呼吸がらみなんですよね。

 

例えでいうと、手が入水後遊んでしまうとか、呼吸の時頭が立つとか。

(指導の時はもっと明確に説明します。)

 

手が遊んでしまう原因としては、その遊んでいる時間で呼吸を長くしているとか、頭を立てることで、呼吸する空間を確保しているとかかなと推測できます。

 

意識的に遊びを作っているのであればいいのですが、無意識な方って多いんですよね。

あと、無駄がなくなるっていうことは速くなる反面、慣れるまではなかなかきついです。

そのため、ゆっくり長く泳ぎたいという人にはあえて無駄(呼吸する余裕)を作ることもあります。

 

 

たまにトップ選手でそういった動作をする選手もいますが、どこかで補っています。

めっちゃキックが強いとか、プルが強いとか。ピッチが早いとか。

 

余談ですが、お世話になっている加藤さんの泳ぎを私がまねたら遅くなるし、私の泳ぎを加藤さんがしたら遅くはなりませんがバテるのが速くなると思います。

 

少し脱線しましたが、呼吸の余裕を無意識に作っているっていうことは、呼吸ができなくなる=死に近づくっていうことを本能的に感じ取っているのかなって感じてます。

 

もしそうだとしたら、やることって泳ぎの修正ではなくて、本当はもっと水と仲良くできるんですよっていうことなのかもしれませんね。

 

あるいはイメージとリアルのすり合わせ作業ですかね。

 

○焦りは敵

 

これはある程度泳げるようになってきた人に現れる傾向ですね。

山下は顕著に出ます笑

 

胴体部より先に末端が動くことですね。

 

末端って脳から遠いくせによく勝手に動くんですよ。。。

 

バイクだとペダルを蹴ってしまう動作、ランだと脚を振り出した時につま先からいってしまうとか。

 

ウェイトだと股関節の前に他の関節が動き出すとか。

 

上記の様な指摘をされる方は、動作と一緒にその時の心理状態も見直して工夫してみてください。

頑張る、力を込める=速くなるっていうレベルでない人って多いですよ!

 

私の場合、心理状態というよりは考えすぎてできなくなることが多いです。

動きが上手い人の映像を見て、何も考えずに動いた方がいいことの方が多いんですよね。

 

 

疲労が動作の乱れの原因の場合は、疲労の定義を変えてください笑

追い込みたい時は別ですが、泳ぎを変えたい時の疲労の定義はフォームの修正が効かなくなった時です。

 

 

たまにはこういうネタも交えていきましょう!